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親知らず抜歯後のドライソケット、気を付けるのはいつまでか

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親知らずを抜いた後に痛みが一週間以上も続いてしまう、そんなときはドライソケットかもしれません。
ドライソケットとは、抜歯した骨の部分がむき出しになってしまう症状です。
主に下の歯の親知らずを抜歯したときに起こることが多いのが特徴です。
抜歯した後は本来、出血による血液が骨の上を覆いかさぶたを作ります。
しかしいろいろな理由によってかさぶたができなかった場合は、骨の表面がむき出しになった状態になってしまいます。
ここに食事などで物が入り込むと、骨に異物が直接触れるために強い痛みを伴うのです。
一旦ドライソケットになってしまうと、痛み止めはあまり効きません。
歯医者さんでもう一度抜歯後の穴をきれいに洗浄してもらい、抗生物質を含ませたガーゼや軟膏タイプの抗生物質を穴に詰めてもらうと痛みがずいぶんと楽になるでしょう。
いつまでも痛みが引かない場合には、再び出血させて新しくかさぶたを作り直すという方法もあります。
かさぶたが上手くできれば、歯に直接異物が当たることもなくなり痛みも軽減されるはずです。

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では、ドライソケットにならないためには抜歯後どうしたらよいのでしょうか。
そしていつまで気を付ければよいのでしょうか。
まずは治療後にあてられるガーゼでの止血はしっかりと強く噛むことです。
30分はしっかりと噛みましょう。
30分経っても血が止まらないときは、新しいガーゼに替えて1時間ほどさらに噛みましょう。
このときにうがいなどをしてはいけません。
また、痛み止めは麻酔が切れる前に飲んだ方が効果的です。
一番痛みが出るのは麻酔が切れた時なので、その前に痛み止めを飲んでおくといつまでも痛みが長引くことを防ぐことができます。
抜歯後は、出来れば三日間は安静にしておく方がよいでしょう。
その間の食事はゼリー飲料などで栄養を補給します。
その際、パウチパックから直接吸ってしまうとせっかく固まりかけた傷口がひらいてしまいかさぶたが取れてしまいます。
お皿などの容器に移しスプーンなどですくって食べる方がよいです。
食後の歯磨きはしばらく避け、うがい液を口に含んで捨てるといったような対処をします。
三日ほどゼリー飲料などで乗り切ったら、柔らかい麺類に変えていきます。
ご飯は穴に詰まりやすいので避けた方が無難です。
初めの三日間をうまく乗り切れれば、一週間後の抜歯までは柔らかいものなどなら口にしても大丈夫です。

ドライソケットは悪化するととても危険です。
親知らずの抜歯後は、歯医者さんに言われたことをきちんと守り過ごしましょう。

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