親知らずが横向きなのはなぜ
親知らずに悩まされている方がいらっしゃるかもしれません。
親知らずは20歳前後で生えてくる永久歯で、一番奥にあり第3大臼歯と呼ばれているものです。
これが多くの場合、横向きや埋もれて頭だけ出た状態のことがあります。
なぜ横向きに生えてきたのだろうと思うかもしれません。
原因は、生えてくるスペースの問題のようです。
口の奥はスペースが狭いので横向きで生えてしまい、正常にまっすぐ生えてくることは珍しいようです。
なぜだろう、と悩まないで、多くの方が同じだと思うと気持ちだけでも楽になるかもしれません。
そして、症状としては奥歯の痛みです。
親知らずが原因だとは思わずに、なにか奥歯が痛い、という感覚で歯医者を受診する方が多いようです。
また、歯肉が腫れて気がつく方も少なくありません。
奥歯の腫れや痛みで口が開けにくくなる場合もあるようです。
これによって、普段のように飲んだり食べたりが苦痛になることもあるかもしれません。
腫れたり痛みのあるままの生活は苦痛ですので、早めに歯医者を受診することをおすすめします。
歯医者では、腫れていたり痛みがでていたりすると、多くの場合は抜歯をすすめるようです。
特に親知らずは口の奥にあり、歯ブラシが行き届かないので高い確率で虫歯になっていることも多いようです。
歯科医の中には、悪さをしていない親知らずなら、あえて抜かずにそのままにしておいても良いのではないか、という意見もあるようで、対策としてその場合は納得できるまで相談してみると良さそうです。
ただ、今は悪さをしていない親知らずでも、その前の歯との間の歯周ポケットが深くなり、口臭の原因となる可能性が高い場合もあるようです。
今は痛くも腫れてもないのに、なぜ抜かないといけないのだろう、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが治療法として、先々のリスクを考えて抜歯をする方法もあるようです。
どのタイミングで抜歯するかは、年齢も考慮しながら歯科医とよく相談してみると良さそうです。
